更年期・温活

更年期のほてりと冷えが同時に起きるのは、自律神経のせいだった。 骨盤を温めることの意味と、よもぎ蒸しが選ばれる理由

2026年5月18日
ほてるのに手足が冷たい。体が火照っているはずなのに、骨盤の奥は冷えている気がする。

更年期のほてりと冷えが同時に起きるのは、矛盾ではありません。エストロゲンの急激な減少が自律神経を不安定にし、体温調節がうまくいかなくなるために起きる現象です。

この記事では、「冷えのぼせ」と呼ばれるこの状態の仕組みと、骨盤を温めることの意味を解説します。

更年期に体がゆらぐ仕組み——エストロゲンと自律神経

更年期とは、卵巣機能が低下しエストロゲン(女性ホルモン)の分泌が急激に減少する時期です。一般的に40代後半〜50代にかけて始まり、個人差はありますが数年間続きます。

エストロゲンには、自律神経の中枢である視床下部の働きを安定させる役割があります。エストロゲンが急に減ると、視床下部がうまく機能できなくなり、体温調節・血圧・心拍・睡眠などを管理する自律神経が不安定になります。

視床下部は「体の司令塔」とも呼ばれる部位です。ここが不安定になると、体温調節の指令が過剰になったり、逆に追いつかなくなったりします。これが更年期特有の「ゆらぎ」の原因です。

更年期に起きやすい変化

※ 症状が日常生活に支障をきたす場合は、婦人科・更年期外来への受診をおすすめします。


ほてりと冷えが同時に起きる「冷えのぼせ」の正体

「ほてっているのに足が冷たい」という状態は、更年期特有の「冷えのぼせ」と呼ばれます。矛盾しているように見えますが、仕組みを理解すると納得できます。

なぜ同時に起きるのか

自律神経が不安定になると、血管の収縮・拡張の切り替えが乱れます。

ほてり側:視床下部が「体が熱い」と誤って判断し、上半身・顔の血管を急拡張させる → 顔・首・胸に熱が集中

冷え側:同時に末端(手足)や骨盤周辺への血流が滞る → 下半身・骨盤まわりが冷える

つまり、ほてりと冷えは同じ自律神経の乱れから来る表と裏の症状です。どちらか一方だけを対処しようとしても根本の状態は変わりにくいのは、このためです。

自律神経と腸・睡眠の関係については、こちら(腸と自律神経)こちら(呼吸と睡眠)でも詳しく解説しています。


よもぎ蒸しがゆらぎやすい時期に選ばれる理由

更年期のゆらぎに対して、よもぎ蒸しがセルフケアとして選ばれる理由は3つあります。

理由① 骨盤の内側に温熱が届きやすい

よもぎ蒸しは座器に座って骨盤の下から蒸気を当てる構造です。骨盤周辺には子宮・卵巣・大腸など更年期に影響を受けやすい臓器が集まっており、多くの血管と神経が通っています。体の表面を温めるカイロや腹巻きとは異なり、蒸気が会陰部から骨盤内に届きやすい経路をとれることが特徴です。

理由② 副交感神経が優位になりやすい環境をつくる

蒸気に包まれてじっとしている20〜40分は、副交感神経が優位になりやすい環境です。自律神経が整いやすい環境をつくる「切り替えの時間」として活用できます。ゆらぎやすい時期の毎日に、意識的にリラックスする時間を作ることの意味は大きいです。

理由③ 26種漢方薬草が全身を包む

ASUCAの漢方薬草はよもぎを中心とした26種のブレンドです。薬草の蒸気が全身を包むことで、体全体が温まりやすくなります。よもぎには古くから女性のセルフケアに使われてきた歴史があります。

よもぎ蒸しはあくまでセルフケアの一環であり、医療的な治療ではありません。更年期症状が強い場合は、よもぎ蒸しに加えて婦人科への受診を合わせてご検討ください。


更年期のセルフケア比較

更年期のゆらぎに対するセルフケアにはさまざまな選択肢があります。それぞれの特徴を整理します。

B 軽い運動(ウォーキング・ヨガ)

自律神経を整えるうえで有効とされていますが、疲れやすい時期には負担になることもあります。体調が安定しているときに取り入れやすいアプローチです。

A 入浴(全身浴・半身浴)

副交感神経を優位にしやすく、毎日続けやすいセルフケアです。ただし浴槽につかると体全体が温まるため、ほてりやのぼせがある時間帯には使いにくいことがあります。

S よもぎ蒸し(ASUCA)

骨盤の下から蒸気を当てる構造で、下半身・骨盤内への温熱アプローチが特徴です。26種漢方薬草の蒸気が全身を包み、副交感神経が優位になりやすい時間をつくります。自宅で使えるため週複数回の継続がしやすく、ゆらぎやすい時期のセルフケアとして選ばれています。


続けることで変わってくること

よもぎ蒸しは1〜2回では変化を感じにくいものです。体が「温まる習慣」に慣れていくことで、少しずつ変化が出てきます。

93日間連続で使い続けた体験では:

1週間:蒸したあとの肌がしっとりすべすべになった

3週間:体が緩む感覚がわかってきた。蒸す時間が楽しみになった

1ヶ月:朝まで眠れる日が増えてきた気がして

2ヶ月:ずっと悩んでいた冷えの感覚が薄れてきた

変化には個人差があります。ゆらぎやすい時期だからこそ、体を整えることを日課にすることに意味があると感じています。

→ 93日連続記録の詳細はこちら

→ 夏の冷え性とよもぎ蒸しの話はこちら


よくある質問

更年期のほてりがあるのに温めて大丈夫ですか?
ほてり(ホットフラッシュ)は上半身に熱が集中する症状ですが、同時に手足や骨盤周辺が冷えていることが多いです。よもぎ蒸しは骨盤の下から蒸気を当てる仕組みのため、ほてりとは異なる部位へのアプローチになります。ただし、症状が強い場合や体調が優れないときは使用を控え、医療機関にご相談ください。
更年期のどんな悩みに向いていますか?
よもぎ蒸しは医療行為ではないため、症状の治療を目的とするものではありません。ゆらぎやすい時期の日常的なセルフケアとして、骨盤周辺を温める時間・副交感神経が優位になりやすいリラックス時間として活用される方が多いです。冷え・睡眠の質・疲れやすさなどが気になる方に選ばれています。
更年期の冷えはいつ頃から感じやすくなりますか?
一般的に40代後半〜50代にかけてエストロゲンの分泌が急減し、自律神経が不安定になりやすい時期が始まります。この時期に「夏でも冷える」「ほてりと冷えが交互に来る」「体が温まりにくい」という変化を感じる方が増えます。ただし個人差が大きく、30代後半から感じ始める方もいます。
よもぎ蒸しは週に何回くらい使うといいですか?
自宅での使用であれば週2〜3回を目安にしている方が多いです。毎日使う方もいます。1回の使用時間は20〜40分程度です。体調に合わせて調整してください。まずは10日間レンタルで、自分のペースで使い続けられるかを確認するのがおすすめです。
更年期症状がひどい場合はよもぎ蒸しだけで大丈夫ですか?
よもぎ蒸しはあくまでセルフケアの一環です。ホットフラッシュが頻繁で日常生活に支障がある、気分の落ち込みや不眠が続く、動悸・めまいなどの症状がある場合は、婦人科・更年期外来への受診をおすすめします。よもぎ蒸しは医療的な治療の代わりにはなりません。

・更年期のゆらぎはエストロゲン減少→自律神経の不安定化が原因

・ほてりと冷えが同時に起きる「冷えのぼせ」は同じ自律神経の乱れから来る

・よもぎ蒸しは骨盤の下から蒸気を当てる構造で下半身への温熱アプローチが特徴

・副交感神経が優位になりやすい時間をつくることが、ゆらぎやすい時期のセルフケアになる

✔ 更年期こそ、体を整える時間を意識的に作ることが大切な時期です。

AUTHOR
所長 / ASUCA認定よもぎ蒸しアドバイザー

93日連続チャレンジを達成し、認定を取得。「緩められないのは性格じゃない。香りが、脳を休ませるきっかけをつくってくれる」そう気づいたのが、続けるきっかけになりました。

疲れたときに、予約なしで、好きなだけ。よもぎ蒸しは続けてこそ意味があるので、自分のペースで使えることがいちばん大事だと思っています。まず試したい方にはレンタルを。でも本音は、ずっと手元に置いて自分をケアし続けてほしいと思っています。「体に触れるものは、素材から選ぶ」がモットー。

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