道具は届きます。置く場所は、届いてから考えることになります。
当店は自宅用のよもぎ蒸しを扱っていて、所長自身も250日以上、毎日自宅で使っています。脱衣所でも、リビングでも実際に使いました。どちらにも良いところと、面倒なところがありました。ここではその両方をそのまま書きます。
結論:置ける場所は「脱衣所・浴室」か「リビング・寝室」の2択で、決め手は毎回動かせるかどうかです。
脱衣所・浴室は、汗が落ちても床を気にしなくてよく、片付けもその場で終わります。ただし入浴のたびに座器と電熱器をどかす必要があり、使うたびに設置し直す手間がかかります。
リビング・寝室は、一度置けば動かさずに済み、空調が効くので室温を調整しやすいです。そのかわり薬草の匂いと、汗の対策が要ります。
どちらが正解ということはありません。ご家族の匂いへの感じ方と、片付けをどれだけ許容できるかで決まります。
置き場所は、広さより「4つの条件」で決まります
「何畳必要ですか」と聞かれることがありますが、実際に困るのは広さではありませんでした。次の4つが同じ場所に揃うかどうかで決まります。
① 座器・壺・電熱器を置いて、座れること
② 電源が取れること(電熱器を使うため、延長コードを引き回さずに済む場所が望ましいです)
③ 使用後に、水を捨てて洗える場所が近いこと(壺の中の湯と薬草を片付けます)
④ マントを広げて干せる場所があること
見落とされやすいのは④です。マントは使用後に裏返して干します。畳んだまましまうと乾ききらないので、干す場所を先に決めておかないと、毎回それを探すことになります。
準備と片付けにかかる時間は、当店の環境で準備が約10分、片付けが約10分です。使用時間は20〜40分なので、①〜④が離れた場所にあるほど、この準備と片付けの20分がさらに伸びます。場所選びは、続くかどうかに直結します。
手入れを怠ればカビは生えます。水と薬草を入れたまま放置しない、乾ききる前にしまわない、が基本です。詳しくはよもぎ蒸しに水道水は使える?水の選び方・量・カビ対策に書いています。
脱衣所・浴室でやる場合
「お風呂場はやめたほうがいい」と書かれているのを見かけますが、条件が揃っていれば問題なく使えます。その条件は室温です。
脱衣所にエアコンがあり、浴室側も室温を調整できるなら、脱衣所・浴室は選択肢になります。
逆に、冬場に冷え切った脱衣所へそのまま入ると、温度差が大きくなります。暖めてから使ってください。
いちばんの利点は、汗と床を気にしなくていいこと
よもぎ蒸しは20〜40分座ります。汗の量には個人差がありますが、たくさん汗をかいても、脱衣所や浴室なら床が濡れることを気にしなくて済みます。そのまま流せますし、拭くだけで終わります。
片付けも同じ場所で完結します。壺の湯を捨てる、洗う、干す、が全部その場でできるので、家の中を持ち歩く距離がいちばん短くなります。
面倒なのは、入浴のたびに動かすこと
座器と電熱器を置いたままにすると、入浴のときに邪魔になります。脱衣所も浴室も、毎日ほかの用途で使う場所だからです。結果として、よもぎ蒸しをするたびに設置して、終わったら片付ける、を繰り返すことになります。
この「毎回の設置」が、続けられるかどうかの分かれ目になりました。準備10分のうち、けっこうな割合をこれが占めます。ご家族と暮らしていて入浴の時間が重なる場合は、さらに調整が必要になります。
リビング・寝室でやる場合
脱衣所とは正反対の性格になります。
一度セットすれば、毎回座器を動かさなくて済みます。これが最大の利点です。使いたいときに座るだけになるので、準備のハードルが下がります。
空調が効くので、室温を調整しやすいのも利点です。寒い時期は脱衣所より条件が良くなります。
本人の発信やインタビューまで確認できた範囲では、MEGUMIさん、本田翼さん、田中麗奈さん、前田敦子さんも自宅でよもぎ蒸しをしています。確認できた内容と出典は、自宅でよもぎ蒸しをしている芸能人の一覧にまとめました。
ただし、匂いは家族の問題になります
使用中と使用直後は、薬草の匂いが部屋に広がります。漢方薬に近い匂いで、好き嫌いがはっきり分かれます。換気をすれば数時間で気にならなくなりますが、ご家族に匂いが苦手な方がいると、リビングや寝室ではちょっと嫌がられるかもしれません。
自分が平気かどうかではなく、同居している人が平気かどうかで決まります。ここは先に確認しておいたほうが、あとで揉めません。香りそのものの話はよもぎ蒸しの香りはなぜ脳に届くのかに書いています。
汗対策は必要です
床が濡れても構わない脱衣所と違い、リビングや寝室ではそうはいきません。汗が落ちてもいいように、タオルを敷くなどの対策をしておいてください。フローリングでもカーペットでも、敷いておくだけで気持ちの負担が変わります。
どちらが向いているか、条件で分けます
脱衣所・浴室が向いている方
・汗をたくさんかくほうで、床が濡れるのが気になる
・同居している方に、匂いが苦手な人がいる
・脱衣所にエアコンがあり、浴室の室温も調整できる
・片付けまで一か所で終わらせたい
リビング・寝室が向いている方
・毎回の設置が面倒で、置きっぱなしにしたい
・一人暮らし、または同居している方が匂いを気にしない
・脱衣所が寒い、または狭い
・タオルを敷くなどの汗対策をするのが苦にならない
当店から「こちらにしてください」とは言いません。住まいの条件と、同居している方の感じ方で決まる話だからです。ただ、どちらを選んでも4つの条件(座れる・電源・水を捨てて洗える場所・マントを干す場所)が揃う場所であることは共通です。
よくある質問
ここまで、脱衣所とリビングの両方について、面倒なところも含めて書いてきました。読んで、かえって決めにくくなったかもしれません。
ただ、「自分の家のどこに置けるか」だけは、読んでも決められません。間取りも、同居している方の匂いへの感じ方も、入浴の時間帯も家庭ごとに違うからです。決められるのは、実際に置いてみた自分だけです。
10日間 21,800円(通常エリアは往復送料込み・薬草7回分付き)で、置き場所と片付けの動線を先に確かめられます。来店は必要ありません。置けないと分かったら、そこで終わりにして構いません。
置けるかどうかは、置いてみないと分かりません。
間取りも、同居している方の感じ方も、家ごとに違います。
買う前に、自分の家で確かめる方法を置いておきます。
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